*建築人として、外断熱・高気密・高断熱工法を強く薦める理由
技術的、理論的な裏付けもさることながら、私が一人の人間として外断熱住宅を皆様に薦める理由をお話しします。
私は、現在までに、100棟近くの外断熱住宅を建築してきました(2025年現在)が、実のところ、その2倍以上の数の「一般的工法の住宅」も建築してきました。以前勤めていた会社で「建築条件付き注文住宅」などを数多く手がけてきたからです。
「技術的な違い=若干のコストアップ」という考え方は、価格競争の末に営業マンが連れてきたお客様になかなか受け入れらません。打ち合わせをはじめると、基本技術よりも「キッチンの仕様グレードアップ」などの目に見えるものに予算が削られていきました。
それも仕方のないことだと思います。決してお客様が悪いわけではありません。
一般的な工法といっても、建築基準法上まともな住宅ですし、そもそも、今まで高性能住宅で生活したことのない方にとっては、家の高性能化による快適性の違いなど微々たるものだと感じていたに違いないからです。
しかし、なかには熱心に勉強されるお客さまもいらっしゃったり、私の意見を疑いなく信じてくれた方たちもいらっしゃいました。そのおかげで、相当数の外断熱高性能住宅を建てさせていただくこともできたのです。
当時、建てさせていただいた外断熱住宅のお客様は、入居後、誰もがその快適性に驚き、感謝していただきました。誰もが口ぐちに「住む前は、正直、こんなに違うものだとは思っていませんでした。友達の新築の家に遊びに行くたびに、同じ一戸建ての新築なのにどうして?と、驚いてしまうほどです」と言ってくださいました。
外断熱高性能住宅で建てさせていただいた方は、何年経っても、その快適性に感心してくださり、お客様自身、自分の選択が間違っていなかったことに、今でも満足されているのです。
では、一般的な工法のお客様はどうだったのか。もちろん、皆さん、新築当初の時には「快適」だとは言ってくれました。しかし、それは、今までの住んでいた古い家やアパートと比較すれば、「それなりに快適」という言葉以上のものではなかったのです。
そして、入居から何年も経過すると、「快適」という言葉さえも徐々に消え…。
家づくりを続ける以上、建てた後もアフターサービスなどで、お邪魔させていただくことになります。それが何年、何十年と続きます。
その際に、何度お邪魔しても、「快適だよ。本当に選んで良かったよ」と言ってもらえることは、まさに建築人冥利につきることではないでしょうか。
だからこそ、私は外断熱高性能住宅を強くお薦めするのです。

